JAPAN EXPO シドニーに出展

Pressflower Studio Japan:

2024年は、初の海外展示に挑戦しました。
舞台に選んだのは、オーストラリア・シドニーで毎年開催されている 「JAPAN EXPOシドニー」 です。

JAPAN EXPOシドニーとは

JAPAN EXPOシドニーは、日本の物産、観光、文化を海外に発信するイベントで、2021年より毎年開催されています。2024年のイベントはオンラインと対面のハイブリッド形式で行われ、対面の現地会場となったのは歴史あるシドニー市庁舎であるシドニー・タウンホールでした。

準備から本番まで

2024年春からこのプロジェクトに向けた準備を開始し、8月にはオンラインウェビナーに登壇しました。このウェビナーでは同時通訳者のサポートを受けながら、押し花アートへの想いや作品を通じて伝えたいメッセージについて語る貴重な機会となりました。ウェビナーでは参加者からの質問にもその場で応じ、押し花への興味を深めていただく貴重な交流の場となりました。

そして迎えた2024年12月14日、シドニー市庁舎での対面イベント。
残念ながら自身の渡豪は叶いませんでしたが、当日は現地スタッフと連携し、展示の準備からイベント運営までを進めました。

イベント当日の反響

6時間という短いイベントにも関わらず、JAPAN EXPOシドニーの来場者は約3,000人。50以上のブースが並び、ステージも行われる会場は大変にぎわい、各ブースへの関心も非常に高いものでした。現地スタッフによると、休憩を取る間もないほど多くの方が押し花アートに興味を示してくださり、訪問者の笑顔は展示に対する不安をすべて払拭してくれたとのことです。

来場者の心に響く作品

会場では、午前中にブースを訪れてくださったお客様が、押し花を大変気に入り、午後には再び訪れて購入を希望されるという嬉しい出来事がありました。このエピソードを現地スタッフから聞いたとき、押し花アートが誰かの心に深く残り、再び足を運んでいただけるほどの魅力を持っていることに感動しました。

このような瞬間が、私たちが押し花アートを通じて伝えたい想いを確かなものにしてくれます。来場者の方とのこの特別な交流は、今後の制作活動への大きな励みとなりました。

海外展示を通じて

新たな挑戦は、多くの来場者に押し花アートを知っていただいただけでなく、今後の課題と希望を得ることができました。海外の方々に、日本の自然や文化として押し花を紹介する機会に感謝しています。これからも新たな挑戦を続け、日本の美を世界に広めていきたいです。

最後に、JAPAN EXPOシドニーに向けて応援してくださった皆さま、温かい励ましをありがとうございました。
特に現地スタッフの方については、作家自身が現地を訪れることができない中、臨機応変な対応のみならず、自らの発案により国立新美術館でのグランプリ受賞に関するポスターを制作し、ブースに掲示してくださったことには大変感謝と感動を覚えました。改めてお礼申し上げます。
今回の経験を大切に、引き続き押し花アートの魅力を国内外へ発信してまいります。